2017/12/11

咲き定まりて

「注染+松煙染め」手ぬぐいですが、第二弾も染め上がり、サイトにアップしましたところ、あるお店からご注文をいただきました。
まだ数量を多く作れていないので、卸販売は来年から、と思っておりましたが、扱いたいと思ってくださるお店があるようですので、在庫のあるものは、販売してまいります。(在庫の種類につきましては、オンラインストアをご覧くださいませ。)
新商品を、どうぞ よろしくお願いいたします。







さて、この週末は いよいよ「パサール・クマンマン」です。この数年、あひろ屋も定期的に参加させていただいている素敵なイベントですが、今回も世界から 様々な品が届いているようです。オリジナルの生活着、美味しいもの、暮らしまわりの道具、ジュエリー…。今回は絵本ライブや、毎回クマンマンのDMなどを手がけてくださっているデザインチームも出展されるそう。楽しみです。

あひろ屋は、注染手ぬぐいと はぎれセット、植物染め手ぬぐい(壺草苑さんの藍染、バリ島植物染め、松煙染め)などを販売いたします。はぎれの店頭販売は、来年の5月まで予定がないので…この機会にどうぞ!

「Noël à Kumangmang 〜クマンマンのクリスマス!〜」 
2017.12.16(土)11:00 - 18:00         12.17(日)11:00 - 17:00
会場:CONTENT-S 東京都杉並区阿佐谷南1-47-4
 ・諸屋(バリのお塩、お茶、保存食諸々)・Granja São Paulo(ジャングルに自生するスパイス&ハーブ)・スマイルブック(男性3人による絵本ライブ)・あひろ屋(注染手ぬぐい・植物染め)・yamayama design(オリジナルのポストカードと切手)・Pasar Kumangmang(世界の布を使った日常着、オーガニックスキンケア、バリ・ジュエリー などなど) Kumangmang サイト http://kumangmang.mond.jp







… 文筆家の清野恵里子さん。
憧れのひとであり、長くお付き合いのある方であり(出会いは私が8歳の時なので)、親戚のおばさまのようでもあり、一言では うまくご紹介はできないものの、大変お世話になっている、それは素敵な方です。

きものや工藝にまつわる本など、多くの作品を発表されていますが、先週、ついに「咲き定まりて - 市川雷蔵を旅する」(集英社)が発売になりました。この数年、ずっと取り組まれていたので… 重みのある本を手にし、私まで晴れやかな気持ちになっています。

まず、目を奪われるのは鈴木成一さんの装丁の美しさです。木下利玄の歌、速水御舟の墨牡丹…。(恵里子さんの本はいつも、すごいチームが組まれていて、内容はもちろん、隅々にまで美意識が光りますね。)

そして、時代を追いながら、雷蔵さんの作品を丁寧に、深く、読み解いていく恵里子さんの言葉の力に引き込まれていきます。
読み終えると、たまらなく雷蔵さんの映画を観たくなりますね。





牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置のたしかさ
                  木下利玄





2017/12/06

柿渋と松煙染め。

晴れた日の朝は、窓から富士山の真っ白な上部がよく見えます。冷えているなぁ、と思ったら、明日は二十四節気の大雪。
今年も残りがわずかになってきて、さまざまなことを振り返りつつ過ごしています。


さて、手ぬぐいの「あづま袋」に、柿渋で染めたものを追加しております。春に染めた生地をしまっておいたところ(光が当たらない箱の中でしたが)色が変化していて面白くなり、日光発色なので、陽にまんべんなく当てて、さらに色合いを濃くしました。
その生地で作った「あづま袋」ですが、長さが90cmの手ぬぐいだったので、少し袋の形が いびつです。(モノを入れることはできます。)今後は、やはり 100cmの手ぬぐいで作ろうかな、と思いますが、それはともかく、柿渋が面白くて、今後もいろいろと染めていく予定です。





最近の新商品は、もう一つ。これも少し前から試作を続けていたものです。
「注染+松煙染め 手ぬぐい」
松材を不完全燃焼させて作る煤、松煙。それを大豆汁で布に定着させています。始めの頃は、気楽に台所で染めていたので、見た目には気づかないものの、拭いてみると あちらこちらに煤が付着、自分の鼻の中も真っ黒になっていて驚きました。
いまだに煤の扱いは大変ですが、その染め色が素敵で、すっかりハマってしまいました。青紫色がかった灰色で、品があり、うまく染まった時には本当に嬉しくなります。

なんとなくは染め方が掴めていたものの、試行錯誤の中で、染めに失敗することもありました。ようやく販売できるレベルになってきたかな、と思えたのが先月。そして、数日前にオンラインストアで販売を開始いたしました。あっという間に、初回販売分はほとんど売れてしまい、本当にありがたいと思いました。

時間を置きながら染めと乾燥を繰り返し、最後は蒸して定着させているので、時間と手間がかかります。一度にたくさんは染められないけれど、今後も継続して販売、そして来年は植物染めの手ぬぐいとしては初めて、卸販売もできれば、と考えております。お店の皆さまから、長年リクエストをいただいていたこと… 一つ実現できるかもしれません。








…このお針箱は、中学生の頃から使っているものですが、私はずっと祖母のものだったと思っていました。


母に尋ねてみたところ、祖母ではなくて、もともとは曾祖母のキクエさんのものだったとか。(小菊の柄は、名前にちなんでいるのかも。)時代は明治後期くらいなのかな。私で4代目…これからも大切に使っていこうと思います。



2017/11/26

「クラフトマルシェ」終了、「あづま袋」発売。

今朝6時頃、気温を見てみたら、1.1℃という表示。もうすぐ氷点下になる季節。


先週は名古屋タカシマヤさんの催事が終わり、その数日後には東雲の家具見本市内のクラフトマルシェに参加いたしました。お客様と直接お会いして販売することの大切さ、出展されている皆さまやスタッフの方々からも学ぶことが多い貴重な機会でした。








そして、本日は手ぬぐい生地で作りました「あづま袋」を発売いたしました。
江戸時代から、身近な布地で作られてきたと言われている袋ものですが、1枚の手ぬぐいから作ることができ、畳めばコンパクトに。持っていれば お買い物や旅行の際に ちょっとしたものを入れることができて便利です。






新商品を、どうぞよろしくお願いいたします。


2017/11/18

「ニッポンいいもの展2017」出展中

15日から名古屋タカシマヤさんで始まりました「ニッポンいいもの展2017」に出展しております。あひろ屋は「モノがたりマーケット」さんのブースにて展示販売です。
季節の柄を中心に、32種類の手ぬぐいを並べました。





私も初日と翌日の二日間は売り場に立ち、たくさんの刺激や課題をいただいて、戻ってまいりました。前回、前々回に来てくださったお客様とお会いできたり、懐かしい友人や、かつてのお取引先さまとご挨拶できたり…と、とても充実した時間を過ごしました。

イベントのタイトルどおり、全国から集まっているお店は、本当に素敵なものを作られている方々ばかりです。作り手の方とお話しをしながら、選んだり、お買い物ができるというのは、とても楽しいことですね。

以前からファンの移動映画館「キノ・イグルー」さんが上映会を行なっていたり、ワークショップや日替わりショップ、終わってしまいましたがトークショーもありました。盛りだくさんのこちらのイベントは、20日(月)までひらかれています。名古屋の皆さま、ぜひお立ち寄りくださいませ。

「ニッポンいいもの展2017」






… 搬入の日、少し早めに名古屋に入り、お取引先である「月日荘」さんと「アナログライフ」さんにご挨拶へ。(アナログさんは定休日でした、残念!)「月日荘」さんは「ポンナレット - メコンの国の手織り布- 」展をひらかれている時で(20日まで開催中です)、美しい布の数々を拝見しました。雨に濡れるお庭も素敵で、静かで、思わずのんびりとしてしまいました。






桜山駅から「月日荘」さんへ向かって歩いていると、なんとなく気になる果物屋さんがあり、帰り道に入ってみました。お店の奥はテーブルがあり、様々なジュースをいただくことができます。フルーツの盛り合わせや、ジュースを楽しむお客様で賑わっていて、興味をひかれた「ホット・柿ジュース」を注文してみました。ジューサーをかけて、熱々に温められただけのスープのような柿ジュース。初めての味わいでしたが、美味しかったです!モーニングも人気だそう。果物屋さんなのに、さすが名古屋。
「トップフルーツ八百文」名古屋市瑞穂区汐路町1-5




…さて、本日はオンラインストアに「バリ島植物染め」と、私が染めました「矢車(ヤシャ)」の手ぬぐいを追加しております。限定品となりますので、なくなり次第終了です。バリ島植物染めは、今後も入荷すると思いますが(来年)、また色合いや柄などは違ったものになります。

注染+バリ島植物染め 手ぬぐい


注染+植物染め(矢車) 手ぬぐい








2017/11/13

名古屋出張へ。(タカシマヤさんの催事、始まります!)

明日から、名古屋です。
出荷業務などは17日までお休みになります。ご迷惑をおかけしてしまいますが、どうぞよろしくお願いいたします。(この期間もご注文は承っております。)

名古屋タカシマヤさんの「ニッポンいいもの展 2017」は、15日から始まります。すてきな
お店がたくさん出店されると知り、楽しみです。(昔、お世話になったお店も。ご挨拶できるかな…ドキドキ。)

あひろ屋は「モノがたりマーケット」さんのブースで販売です。私は15日、16日は売り場に立ちますので、お近くにいらした際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
(イベントの様子は、FacebookページInstagramにて レポートしたいと思います。)






とても久しぶりに、手ぬぐい「立涌(黒地に青色)」が入荷いたしました。
先月、染めの直前に型紙が破れてしまい、型を彫り直していただきました。今回の染めは、青いラインもクッキリ。綺麗な染め上がりです。





来年のイベントのうち、3つは日程が決定していて、まだまだ先に感じていた2018年も迫ってきました。機会をいただけたことをありがたく、そして素敵な時間と空間を生み出せるように、励みたいです。

様々なことが変化していて、でも変わらずに続くものもあって。
… いいモノ作りは、健全な心身から。最近、しみじみと思うことです。



2017/11/07

先月から今月にかけての いろいろ。

今日は立冬。雨や台風の多かった秋は、いつの間にか過ぎていこうとしています。盆栽の雲龍椿が、たくさんの蕾をつけて、もう春を待っています。



この秋は、愛鳥との最期の日々とお別れで、いろいろな記憶がおぼろげになっていたり、お知らせ等はSNSに頼りきっていましたが…、こちらのブログでのお知らせも大切にしていきたいと思っています。

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10月29日(日)の「第9回 くらしのmoto市」は、まさかの大雨(台風接近)でしたが、開場時間前から大勢の方にお並びいただき、また予定よりも早く終了することになりましたが、ご来場いただいた皆さまには、心より感謝申し上げます。

いつもにも増して、皆さまの思いを強く感じた一日でした。お客さま、出店者、実行委員の皆さまが、本当にmoto市が好きで、また会場である簗田寺さん、サポートしてくださっている皆さまの温かいお気持ちに包まれた、思い出に残るmoto市でした。また来年も、町田でお会いできますように!





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その一週間前は、国立能楽堂で「浅見真州の会」の公演があり、今年も少しお手伝いを。能が二つ、そのうちの一つは「道成寺」の原曲となった「鐘巻」の25年ぶりの再演でした。迫力と、悲恋の切なさと。美しい舞でした。
(能楽堂の中庭では、秋の草花が雨に濡れていました。)





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先週は、東京都青梅市にある「藍染工房 壺草苑」さんへ、手ぬぐいを受け取りに伺いました。注染の手ぬぐいの上から、藍で染めていただいています。(壺草苑さんは天然藍灰汁醗酵建という方法にて染めていらっしゃいます。)
今回も、深く美しい色合いに。つい見入ってしまいます。




染めについてや、その工程、原料についてなどを教えていただき、とても勉強になりました。仕事に対する厳しさと誇り。…モノづくりをする上での大切なことや、こころざしを、自分にも問いながら 工房内を見学いたしました。
(写真は、お許しをいただき撮影したものです。)

藍染工房 壺草苑さんのサイト はこちら。






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来週は名古屋、その次の週は東京で、イベント出展です。
私が会場にいる期間は、出荷業務とメールなどのお返事はお休みとなり、ご迷惑をおかけしてしまいますが、どうぞよろしくお願いいたします。


2017/11/06

小さな家族、インコのピッピとのお別れ。

前回の投稿から、ひと月が過ぎようとしています。

あの頃から、愛鳥の看病が始まり、少しずつ容体が悪化してゆく中、しばしば病院へ駆け込み、スケジュールを調整し(ほぼキャンセルして)ずっとそばにおりました。お客様やお仕事関係の方々にもご迷惑、ご心配をおかけしてしまいました。最期まで懸命に生き抜いた小鳥のそばで、貴重な時間を過ごしました。看取ることもできました。本当にありがとうございました。

精一杯の思いで尽くしたつもりでも後悔が浮かんでしまい、未だに夢の中では看病を続け、目覚めた時に泣いていることがあります…。
けれども、こんな私を見たら心配で天国へも行けないだろうと思い、メソメソするのはやめて、楽しかった日々や、可愛い様子を思い出しています。

ピッピというセキセイインコは、約8年の間ほとんどそばにいて、私を支えてくれた小鳥でした。雛の時から少し変わっていて、怪我や病気も多く、成長も遅く、いつも心配でした。でも、賢さ、発想や表現の豊かさ、優しさに驚く毎日で、長年 鳥を飼ってきたものの、ピッピに教わることばかりでした。

様々な病気、障害、老齢からくるものなど、その都度受け入れ、クヨクヨすることなく、工夫し、快適に過ごそうとしていたピッピ。触られるのを嫌い、手乗りでもなかったので、いつも肩に乗っていましたが、死の少し前からは、自分から手に乗って嬉しそうにしていたり、撫でてほしいと甘えていました。

ピッピのいない家は静まり返っていて、寂しさを通り越して絶望的な気持ちになりますが、今はもう苦しさから解放されて、自由に好きなところを飛び回っているんだろうな、と想像すると、少し気が楽になります。最期の日々は、呼吸が苦しくなっていたので、テルコムさんの酸素ハウスをレンタルしました。そのおかげでピッピは熟睡できるようになり、表情が和らぎ、看病する私もホッとしました。もっと早くに借りてあげればよかったです。

そして、長年お世話になりました東大和の「かむい動物病院」さん。仕事で出張するときは、いつも預かっていただいたり、ペットロスにならないよう、先生からはアドバイスもいただきました。(昨年のチコリンの時も。)
お花をいただいた方々、ピッピや私を気遣ってくださった皆様に感謝しております。


(その他のニュースも、この期間に いろいろとありましたが、長くなりましたので、今日はこのあたりで。)








ピッピ、 うちの子になってくれて、ほんとうにありがとうね。


咲き定まりて

「注染+松煙染め」手ぬぐいですが、第二弾も染め上がり、サイトにアップしましたところ、あるお店からご注文をいただきました。 まだ数量を多く作れていないので、卸販売は来年から、と思っておりましたが、扱いたいと思ってくださるお店があるようですので、在庫のあるものは、販売してまいります...