2006/11/06

新作手ぬぐい 「群雨(むらさめ)」 を発売

ようやく、新作手ぬぐい 「群雨(むらさめ)」 を発売することができました。
お待ちくださっていた方々より、温かいお言葉や励ましをいただき、年に数回訪れる至福のひとときを過ごしております。(明日からはまた猛烈出荷の日々が続きます…)

プレゼントキャンペーンも、どうなのかな、と思いつつも
始めてしまいましたが、当店からのささやかな気持ち、ということで。どうか受け取ってください。

「群雨」。
染め屋さんから、染め上がった時にお電話をいただきました。
その第一声が忘れられません。
『パッとしないね。』 …そうなんだ、パッとしないんだ、と、まだ見ぬ手ぬぐいのことをぼんやり考える私。あの柄がパッとしない理由はいくつかあって、まず、3色のぼかし染めにもかかわらず、色合いが微妙。(次回染める時は、色を少し変えると思います。)そして、白抜きならまだ映えるところを、わざわざ白地に染めたので、インパクトが弱かったみたい。

でも、今回は、型代が大変なことになるとわかっても、お願いしました。見てみたかったから。あの細さで表現すること、それをぼかし染めで見せることは、どんな感じになるのかな、と。


雨にしては ちょっと太い線かもしれません。
でも、かなりギリギリなところなのです。白地に、柄が染めてある、ということは(白地の部分は糊をおくわけですから)型紙はあの細い線が紗に張りつけてあるわけです。あぁ、気が遠くなります。型を作るのも一苦労ですが、その後 染めるたびにメンテナンスが必要かもしれません。




(2007年、一時的に型紙をお預かりした時に撮影)



その細い部分をきれいに染めるのにも、ご苦労が隠されていました。
色によっては、すんなりと染料が入っていかず、そのようなことも、聞かされるまでは全く想像もしていませんでした。

染めについて知れば知るほど、手ぬぐいとしてのデザインの大切さを思い知らされます。
まだまだまだ、知らないことばかりですが、一つづつ、少しづつでも、そういった気づきがあればいいな、と思いました。
そして、いつも私の要望などに応え続けてくださっている職人さん達、関係者の方々、本当に感謝しております。もちろん、その出来上がった手ぬぐいを使ってくださるお客様にも。どうもありがとうございます。久々の新作になってしまいましたが「群雨」手ぬぐいをどうぞ よろしくお願いいたします。


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