2008/02/16

新作手ぬぐい「籠目」を発売

近所で、梅の花を目にするようになりましたが、まだまだ寒いですね。
この冬も湯たんぽのお世話になりっぱなしで、無い生活など考えられない、

といった我が家です。早くポカポカ陽気になってほしい。

さて、昨日新作を発売しました。「籠目」柄です。

描くのは簡単そう!と思っていたけれど、いやいや結構大変でした。
規則性のある柄って、緊張します。そして、枝風(?)にしたかったので、
節というか、デコボコをランダムにいれているので、型彫りをされる方は

大変だったと思います。

部分的にボカシ染めを入れたいな、と、濃度の違う染料を散らす感じで

お願いしましたが、これも染める方は大変だったみたいです。
どの手ぬぐいもそうなのですが、ああしたらどうか、こうしてみたい、
というのが後から湧き上がってきて、この「籠目」も、今後改良を

重ねていくと思います。

「牡丹」柄も「鉄線唐草」柄も「桜」柄も、発売時より

若干デザインを変えています。重ねて見てみないとわからないような
微妙な変化ですが、葉の形、花のバランス、位置、大きさなど、
描き直したものが現在販売しているもの。(もちろん、型も彫り直し。)

今回の「籠目」は2色発売いたしましたが、緑系の方は、

私の指示色がイマイチだったために、ボカシ染めが不鮮明な染め上がりに。
そのため、今回は割引価格にて販売しております。

そんな「籠目」ですが、モノを包むと意外とカワイイのです。
トップページに載せている写真もそうなのですが、用途を変えると、
また違った魅力が見えてきたり、手ぬぐいは面白いです。

さて、ここからはシビアな話に。
当店はいくつかの染め屋さんにお願いしているのですが、

今年から相次いで値上げになってしまいました。
やはり、ここにも高騰の波が。当店としましては、もう少し

頑張ってみたいと思います。しかし、もう限界、というときには
価格について検討させてください。よろしくおねがいいたします。


2008/02/04

「ふきんセット」から「はぎれセット」へ

今日は立春。気持ち新たにいきたいものです。

さて、手ぬぐい『延段』の新しい色。「みどり」色。「黒緑」や「黒」などもあるのでややこしいのですが、今回は青味がかった「みどり」色です。
タネあかしをしますと、私の発注の仕方が悪いことなどもあって、このような新しい色が生まれてしまうことがあります…。実は前回の「黒」も間違いから生まれてしまいました。(それなので、どちらも数量限定品です。)


「ふきんセット」の商品名を「はぎれセット」に変更いたしました。
ふきん、というと、四辺が縫ってあるものを想像される方もいらして、難アリ生地の活用法として生まれた商品なので、はぎれ、の方がしっくりくるのかな、と思いました。染めムラ、シミ、生地の織ムラ、柄ブレ、染料がはねたもの、など、いろいろな状態のものが含まれます。予めご了承くださいませ。


昨秋、庭で ほんの少し綿を収穫しました。
手ぬぐいも、この綿から始まる、と思うと特別な植物に思えました。育て、糸にし、編んで、生地に染めて、洗って、干して、畳んで …多くの人々の手を渡り、出来上がった手ぬぐいを、シミがあるからと簡単にハネるわけにはいきません。一枚一枚が大切です。


そして、今年もイベントのお話が、少しずつ具体化しています。
ここ数年、励んでいたマーケット系の出展ですが(OZONEなど)、今年はお休みする予定です。新規のお店募集を休止していることと同じ理由なのですが、手が足りないこともあり、調整の年にしたいと思います。考えたり、描いたり、という時間も、やはり大切なので、そのあたりも見失わないように、いかなくては。でも、現在いただいているイベントのお話はとても楽しみで、ワクワクしながら構想を練っております。
お近くの方は、ぜひ いらしてくださいね。

「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...