2016/01/31

新「眠る鳥」発売です。染め方法を変更いたしました。鳥1羽増員。

長い間、販売を休んでおりました、手ぬぐい「眠る鳥」が新しくなりました。

以前の眠る鳥。↓




新しくなった眠る鳥。↓





以前は白抜きの染めでしたが、反物の折り目で染めムラができてしまい、一定の枚数の手ぬぐいをハネていました。作ることで、販売できない手ぬぐいが発生する矛盾。それなので、一旦作るのをやめて、考えていました。
方法はいくつかありましたが、選んだのは、クレヤという地染めと、その上から柄を注染で染めるというものでした。それにより、折り目の染めムラでハネる手ぬぐいはなくなり、柄は今までより線を細く表現することができるように。(でも、目の部分をこれ以上小さくすると、型から落ちてしまう可能性あり。ギリギリの大きさです。)そして、生地を当初の”特岡”に戻しました。この際、鳥も1羽増やしました!



染めてみないとわからないことは多く、うまくいくこともあれば、悩みが生じることも。そういうことを繰り返しつつ、思い描いた手ぬぐいが以前よりは作れるようになってきたと思います。けれども、まだまだ知らないことは多く、これからも壁にぶつかり続けるのでしょう。毎回染め上がりにドキドキし、喜んだりガックリしたりしながら、作り続けるような気がします。とにかく、がんばろう。






ニオイバンマツリと白梅で、部屋の中は春らしい香り。
寒い日が続いていますが、少しずつ日脚が伸びていて、もうすぐ立春。来月からはイベントも始まります。体力をつけていかなくては。

 

2016/01/17

手拭掛は完売。ご予約承り中です。

十数年使ってきたショッピングカートを、新しくしようと奮闘中。柄数、色数、画像数が 思いのほか多くて 大変でしたが、大変なほどに柄が増えた今を嬉しく思います。開店当初は、たった1柄だったので。来週くらいまでには切り替えつつ、この機会にサイトもシンプルなものに作り変えようかな、と思っています。(うまくいけばいいのですが。)


クリスマスの頃に入荷した「手拭掛」ですが、おかげさまで先週 売り切れてしまいました。どうもありがとうございます。(次回分のご予約を承っております。)
自分が思い描いたものを、美しい作品をうみだす方にお願いすることができて、それを求めてくださる方がいらして … しあわせなことだなぁ、と思いました。
これからも、よりよいものに磨き上げていきたいと考えております。お使いの方や仕入れてくださったお店の方、ご感想やご要望などございましたら、お聞かせくださいませ。



藍染の手ぬぐいも、ご注文をありがとうございます。「六花」と「岩燕」柄が完売してしまいましたが、柄はともかく(柄は大切な要素ではあるのですが)壺草苑さんの染めの美しさを実際にご覧いただきたいです。なかなか写真では伝えきれない、深く、かつ澄んだ色合いです。


妙に暖かい冬でしたが、ついに明日は雪マーク。積もるのでしょうか、困るような、見てみたいような。先日のとても冷え込んだ朝、霜がきれいでした。










2016/01/09

壺草苑さんに染めていただいた藍染の手ぬぐいを発売です。

今年もイベントを含め、少しずつ動き出していますが、今日は ようやくお披露目することができました「注染 + 藍染」の手ぬぐいをご紹介いたします。当店手ぬぐいを 「藍染工房 壺草苑」さんに染めていただきました。
 
「注染 + 藍染」の手ぬぐいとしては、琉球藍(Textile COCOONさん)、インド藍(バリ島ウブドの染め屋さん)で染めていただいたものが既に発売中ですが、日本の蓼藍で、それも昔ながらの方法で染めたものに憧れていました。
壺草苑さんのことは、ずいぶん前から存じ上げていたのですが、昨年の夏の終わりに初めて工房へ伺いました。(今は電車で一本の場所なので、わりと近いのです。)

工房長さんとの打ち合わせは緊張しましたが (断られたらどうしよう、とドキドキしていたので)、染めていただけることになり、あの日は本当に嬉しかったです。
淡い色と、濃い色と、2種類を染めていただきました。届いた時、広げるとふわりと藍の匂い。眺めていると、染めの美しさにちょっと泣きそうになりました。





壺草苑さんは、自然界からとれる原料のみを用いた染め方法 ”天然藍灰汁醗酵建て” にて美しい作品を数多く手がけられていらっしゃいます。化学薬品を一切使わず、手間のかかる方法ですが、染めたものも、身につける側も、環境にも優しい染色方法です。



藍染めに使われるもの…すくも(蓼藍を乾燥、発酵させたもの)、木灰、日本酒、ふすま(小麦の外皮)、石灰

手間がかかる分、染め代も高くなってしまいますが、(でも、その工程や日々の労力を思えば決して高いとは言い切れないのですが)、安さを優先したモノ作りではなく、きちんと作られたもの、作り手の思いや技が伝わる本当にいいものをまず作り、丁寧に販売していきたい、という思いがあります。
深みがあり、かつ澄んだ色合い。「壺草苑×あひろ屋 藍染+注染手ぬぐい」ぜひご覧くださいませ。





先日、いただいた手作りの豆餅 …とてもとても美味しかったです!ごちそうさまでした。


2016/01/03

あけまして おめでとうございます

新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします





暖かく、穏やかな 今年のお正月。棚卸を終えてから、おせち料理づくり、それを抱えて両親へ挨拶にでかけたり、気がつけばもう3日でした。

2016年は、あひろ屋をはじめてから15年の節目の年。
振り返るといろいろなことがありましたが、あっという間、夢中の日々だったような気もします。皆さまのおかげで、迎えられそうな その記念日は、偶然にもイベントにお誘いいただいていて、今からとても楽しみです。

モノ作りについて、改めて考えることが増えました。作っていただき、それを販売していくこと、使っていただくこと …、全てに責任があり、いつも新たな課題が見つかります。
手ぬぐいや染めが好きで、楽しくて、走り続けてきましたが、これからの5年、10年、
どういう心持ちで進んでいけばいいのか、自身のこれからも重なり、静かに考えています。


 

「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...