2016/06/15

インド藍、琉球藍、蓼藍。3種の藍染手ぬぐいが揃いました。

瞬く間に6月も中旬。イベントも次々に始まります。
 

… ひと月ほど前に愛鳥を亡くし、呆然としつつも日々慌ただしく過ごしていました。もういない、ということが嘘のように日常の隅々にまで思い出が残っていて、振り向くと、そこにいてくれるような気がして。あのおだやかな囀りが、ふいに蘇り、この現実はひょっとしたら夢なんじゃないかと思ったり。残されたもう一羽と一緒に、とにかく暮らしていくこと、仕事に励むこと、今を大切にすること … とズンズン歩いてきたひと月でした。


さて、18日から始まる望雲さんの個展は、3年ぶり3度目になります。この3年の間に、少しずつ準備していたのは「植物染め」の手ぬぐいです。かなり前からご提案いただいていたことなので、じっくりと進めておりました。

例えば「注染 + 藍染め」は、インド藍(バリ島)、タデ藍(壺草苑さん)、琉球(Textile COCOONさん)と3種類が揃いました。科学的な薬品を使うことなく、丁寧に、時間をかけて染められた手ぬぐいたち。その作り手の方々と出会えたこと、染めていただけたこと、本当に あひろ屋は恵まれているんだなぁ、と思いました。
(左から インド藍、タデ藍、琉球藍。)



 


注染の手ぬぐいも、この季節にふさわしい柄を中心に沢山並べます。
望雲さん、ということで、雲の柄の新作も発売いたします。雲は吉祥文でもありますね。
「雲繋ぎ」 … 色は藍鉄色と、滅赤色。オンラインストアでの発売は、6月22日頃を予定しております。



 


森想木工舎の田澤祐介さんに作っていただいた「手拭掛」は、九州初上陸です。この機会にぜひ、ご覧いただければと思います。今回は、ミズナラ材のものです。



 

望雲さんの個展の初日から2日間は、私もお店番の予定です。
皆さまのご来店を、お待ちしております。詳しくはイベントのページをご覧くださいませ。

「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...